東京が寒すぎるのでハワイネタでも...
年に一度はハワイの空気に触れることにしています。
ぼくがハワイで一番好きなのは風です。貿易風が織りなすなんともいえないカラッとした空気をのせて絶え間なく吹く風、”Breeze is nice.” とは深夜特急に出てくる名文句ですがまさにあの世界です。
ワイキキをダイアモンドヘッド方面に向かって水族館(ここもお薦めです)を越えた辺りにカイマナビーチというローカルなビーチがあります。ハワイに行くときは大抵ここにあるニューオータニ・カイマナビーチホテルに泊まります。ニューオータニと言っても日本の大規模ホテルの趣はなく、吹き抜けの風が心地よいこじんまりとした佇まいです。
一階はヘミングウェイも愛したと言われるカフェがあり、そこで供されるエッグベネディクトが有名らしく、朝食時はツアーの御一行も沢山来ています。個人的にはエッグベネディクトは何が美味しいのかよくわかりませんが(^^;)
部屋からはダイアモンドヘッドがすぐ目前に迫る雄大な景色とワイキキタウンの夜景が見えます。もちろんオーシャンビューもバッチリ。ワイキキの喧騒が苦手、でもたまにはワイキキに出てショッピングもしたい、なんて方にはお薦めなホテルです。
毎年9月のレイバーデーの頃にはワイキキラフウォータースイム( Waikiki rough water swim) という水泳大会があります。このホテルがあるカイマナビーチからヒルトンのビーチまでの3700m泳ぎきる大会で30年ぐらいの歴史があります。トライアスロンのスイムの距離はこの大会がベースになったとも言われています。
ぼくも数年前に出場しましたが、500mぐらい沖合に出るコースのため、水がとても透明で綺麗だったことを覚えています。しかし潮流もそこそこ強く、トータルでは5000mぐらい泳いだ感覚がありました。まさにラフウォーターなんですね。
大会自体は和気あいあいな雰囲気で70歳は遥かに越えているであろうおじいさんおばあさんも出場されていたかと思うと、オリンピアンも出ていたりして、どんなレベルの人でも楽しめる大会だと思います。ただしウェットの着用は認められていませんのでご注意を。
いつもの朝はダイアモンドヘッドを一周するジョギングコースへ出掛けます。長い坂を登ると雄大なオーシャンビューと地元サーファーの妙技を眺めることができます。ホノルルマラソンの最後の難所、心臓破りの丘ですね。マラソン大会では景色を楽しむ余裕は無いですが、ジョギングの途中で出会うこの景色は格別で何度行っても飽きません。
ダイアモンドヘッドの裏側にあるハワイ大学の駐車場では毎週土曜日の朝、ウィークエンドマーケットが開催されています。地の野菜など見てるだけでも楽しいのですが、今ではすっかり観光名所になっておりめちゃめちゃ混んでます。
ホテルに帰る途中にダイアモンドヘッドグリルとパイオニア・サルーンというお弁当屋さんがあり、ここも凄く美味しいです。ダイアモンドヘッドグリルの名物にスコーンがあります。バターと蜂蜜?のギタギタハイカロリーの極地といった食べ物なのですが、これが美味いんです。甘党でなくともクセになる味です。しかしこのカロリーなのでダイアモンドヘッド3周はしないとゲイン必至です。。。
ホテルの目の前はカピオラニ・パークです。木陰にはベンチがあるので買ったお弁当を食べたりもします。
午後からはカイマナビーチでゴロゴロしたり地元のスイマーに混じって沖合まで出たりして過ごしていると、あっという間に夕方になって、気が向けばサンセットを見に行くついでにジョグしたりビール飲んだり。
ホテルから歩いて20分ほどでIT&Bというハワイでは老舗のバイクショップがあります。ここではロードバイクのレンタルをやっているので、日本からヘルメットとバイクシューズを持っていけば本格的なサイクリングができます。40kmぐらい東に走らせればハワイならではの絶景や本格的なヒルクライミングが出来る山もあり飽きません。有名なハナウマ湾へもアクセスできます。
ちなみにハワイのセブンイレブンでは無料で氷をもらえます。店員さんに一声かけて製氷機からボトルにたっぷり氷を入れて熱中症を予防しましょう。
IT&Bでは$100ぐらいでバイクガイドもやってくれるので、最初だけガイドをしてもらって道に慣れるといいと思います。とはいってもハワイのドライバーは弱者優先が徹底しているので余程ボケっとしてない限りは安全だと思います。ただし高速の側道はパンクしやすいので予備のチューブはお忘れなく。
IT&Bではハワイらしいデザインのオリジナルバイクジャージも売ってるのでおみやげに是非購入してはいかがでしょうか。
以上、2月の東京があまりに寒く現実逃避を兼ねてのエントリーでした...でもハワイに行くことをモチベーションにして働くのもいいもんなんですよね。