クラウドソーシングサイトUpworkで、RPAツールの代表格であるUiPathを検索すると「RPAエンジニア」というジャンルが出来ており、改めてこの分野の世界的な盛り上がりを肌で感じました。
RPAは誰もが簡単に作れるイメージがありますが、本質的にはプログラミングと変わらない側面が多くあります。
変数、ループ、関数、エラー処理などの概念を理解していないとシナリオの作成やメンテナンスができず、結果的に業務適用もできません。
であればということでUpworkのような外部に委託するケースが増えているのかもしれません。保守性という意味ではエクセルのマクロよりは可読性が高いので、一度作成したものを他の誰かが一切変更できなくなる、と言ったリスクは少なそうです。
ただ丸投げでは当然失敗します。自分でもできる範囲だけを外に出す、を基準にしないとエンジニアとの会話も噛み合わなく失敗に終わるでしょう。
これは何が対象であれ外注時には押さえておきたいポイントです。自分ができないことを外に頼んでも結局費用対効果は望めません。自分でもできる、分かることを外部に頼むことで正しい依頼がかけられると考えています。
話を戻しまして、RPAの導入に際して外にエンジニアを求めるのは危険と言わざる得ないでしょう。RPAは業務や外部システムの変更に対して継続的にタイムリーにメンテナンスが必要になるため、自社内にそのスキルを留める必要があります。
ただし、自社のRPAエンジニアの育成や、シナリオのレビュー、部品化できるモジュールの製作など、外に出すことで効果があげられるものもありそうです。
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