「投資家のためのプログラミング勉強会(投プロ研)」第2回目です。当勉強会は「退屈なことはPythonにやらせよう」を教本にして、我々投資家にとって必要となるプログラミング技術を習得していきます。

前回はよく見るウェブサイトをワンクリックで一気に表示する方法を学びました。本日は、証券コードがあらかじめ固定して書くのではなく、自分で自由に変更できるように改造してみましょう。

この記事で学べること

  • 文字列変数の結合
  • print()でディスプレイに文字を表示する
  • input()でキーボードから文字を変数にセットする

それではまず前回のおさらいから。

前回作成したのは、私の大好きな高配当株2914に関連する3つの情報サイトをワンクリックで開くプログラムでした。

ただ、この状態ですと、8058や8591というように他の高配当銘柄の関連サイトを見たくなった場合には、いちいちソースコードに命令文を追記する必要が出てきてしまいます。

こんな無駄な作業はもちろんノーサンキューですので、今回はより使いやすいプログラムに改造していくことにしましょう。

改造にあたっては、まずはprint()関数と文字列変数の結合を理解しましょう。

1〜3行目は、str1とstr2の変数にいれた文字列を+という「演算子」で結合しstr3の変数に入れています。文字列変数は+という演算子で結合することができるのです。(strは文字列stringの略でプログラミングでよく出てくる略称です)

一般社会での「+」は数値の計算でのみ使われるものですが、プログラミングの世界ではこのように文字列に対しても「足す」という概念を+で導入しているわけです。(プログラミング言語は日本人以外の世界中の人が使う言語なので、できるだけ直感的に理解できるように設計されています)

そして4行目のprint()関数は()の中に変数を放り込むと、その中身を表示してくれる便利な関数です。

関数とはなんぞや、ということですが、これは中学生の算数で習ったあの関数と同じく、ある値を関数に入れると計算結果を返してくれる機能(ファンクション)のことです。

print()はカッコの中にある値を入れると、コンピュータのディスプレイにその値を表示してくれる関数、という説明となります。

さて、上記ソースコードの実行結果はどのようになりましたか?(実際に手を動かして確認してくださいね)

ソースコード上では、str3という変数にstr1とstr2を結合したものを入れています。そしてprint()にstr3を放り込んでいますので、もちろんディスプレイには “abc456” と表示されているはずです。

もう一つ、input()という関数も理解しておきましょう。この関数はキーボードから入力した文字列を変数に入れてくれるファンクションを持っています。

以上を実行してみてください。

例えばオリックスの証券コード8591とエンターをキーボードで入れると、入力された証券コードが変数stock_codeにセットされ、さらにその変数stock_codeがprint()に放り込まれていますので、結果としては8591がディスプレイに表示されたと思います。

(print()とinput()の解説は「教本」の1.6.2/1.6.3もご覧ください)

では、今回学んだ「変数の結合」と「input()関数」を使って、前回作ったプログラムをより便利に作り変えたいと思います。

具体的には、固定された証券コードのページを表示するのではなく、キーボードから証券コードを入力すると、該当するウェブサイトを開いてくれるようなプログラムに改造してみましょう。(答えを見る前に皆さんも実際に書いてみてください)

いかがでしょうか?

ヤフーとカブセンサーとバフェットコードのURLの証券コードにあたる部分をstock_codeという変数に変更して、その変数部分をキーボードから指定できるように改造しました。

これにより、見たい銘柄が増えてもソースを変更することなく様々な証券コードに対応するウェブサイトを開けるプログラムとなりました。

ちなみに、冒頭に証券コードを入れるように促すメッセージを表示するprint()関数を入れると、ユーザーにとってさらに分かりやすいプログラムになりますね。

しかし、まだまだ問題もいくつかあります。

このプログラムでは、入力者がちゃんとした証券コードを入れるとは限りませんので、次回は数字4桁以外の証券コードを入れた場合に、エラーとしてチェックができるように改造していきます。

次回の学習内容

  • 条件分岐の基本
  • 文字列変数の長さを得る方法

 


退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング

こちらの本を教本にした「投資家のためのプログラミング勉強会(投プロ)」を主宰しています。

そもそもプログラミングとはなんぞや、Pythonを実行させる環境をどのように用意するか、などプログラミングにおける超基本的な内容が、我々のような非ソフトウェアエンジニア向けに分かりやすく記載されています。はじめの一歩にはこれ以上ない教材です(^^)

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