米国の注目株 MSFT / AMZN / TEAM / MO / PM

私が現在保有している米国株は、MSFT / AMZN / TEAM / MO / PM あたりです。

中でも注目株はオーストラリアのベンチャー企業アトラシアン(TEAM)です。この会社はソフトウェア開発者向けに様々なサービスを提供しており「自身がソフトウェア企業でその顧客もソフトウェア企業」という餅は餅屋的ビジネスが大好きな私としては、昨今の業績向上と相まって買い増しへの欲求がフツフツきています。

自身が欲しいものを作り、その結果として収益をあげるというのはひとつの幸せな形ですね。

かつてMicrosoftも”Eating our own Dogfood”といって自社ソフトを自部門でも使って改善していくようなことを言っています。

In 1988, Microsoft manager Paul Maritz sent Brian Valentine, test manager for Microsoft LAN Manager, an email titled “Eating our own Dogfood”, challenging him to increase internal usage of the company’s product. From there, the usage of the term spread through the company. (Wikipedia)

ちなみにこれはdogfoodingという言葉で特にソフトウェア業界では有名な言葉になっています。

自社で開発しているソフトを自社の業務でも使うことは一見当たり前のようなことですが、顧客に販売している商品を自社で使っていない企業って意外と多くあります。

アトラシアンのティッカー名:TEAMも企業姿勢を表していていい感じです。

ちなみにAMZNはもちろんDogfoodingを実践しており、AWSが自社のECサイトの運用技術を転用することから始まったビジネスなのは有名な話です。

AMZNは、数年前からEC企業というよりもAWSを核とした世界のインフラ企業という位置付けで投資を開始しました。

実際にAWSのサービスに触れてEC2やS3の技術に感動してしまったのがそもそもの始まりです。そのころから米国の国防省などの公的機関でもAWSが採用され始め、金融業界などの高度セキュリティが求められる顧客への浸透も進み、電気やガスなどと同等の新しい分野のインフラ企業としての地位を築いていきました。

一時期は私の全ポートフォリオの半分ほどをAMZNが占めてしまいましたが、2018年中頃の大きな下げの際に日和ってしまい一部を売却し、2018年末の暴落時には、配当銘柄へのシフトと合わせてほとんど売却しました。。。びびったトレーディングの割にはまぁまぁラッキーな売却タイミングだったのかもしれません。

ここ最近ではほとんどのアナリストからAWSの利益や成長性が言及されつつあるので、成長エンジンであるAWSへの期待値は相当程度織り込まれてきているともいえそうです。

MSFTはAWSの対抗馬としてAzure(あじゅーる、と読みます)の台頭が大きいです。AmazonやGoogleと比較してかなり出遅れたクラウド事業もOffice365を武器にいまではトップランナーの位置にきています。株価もここ2年ほど盛り上がっており、このタイミングでインするのは怖い気もしましたが、Azureの今後の伸び率についてははAWSよりも高いと期待してAMZNからスイッチしています。配当の伸び次第で長期保有を検討しますがIT業界は全般的にクラウドの次のビジネスが見えないこともあり不透明感がありますね。

ちなみにMSFTの日本法人は、AWSと違って外資のにほいが薄く、和風な対応が受けているようです。日本のほとんどの大企業におけるIT部門は時に官僚以上におそろしく保守的なので、経営から「クラウドを使え」と迫られてもリスクを重視しすぎてなかなかAWSを採用できたりしません。(AMZNは日本でもド外資の特徴よろしく和風でウェットな対応はしません。ですので主な顧客は日本のスタートアップや大企業の中でも超大企業のキャッシュを沢山払ってくれるところがほとんどではないでしょうか。これはこれで一概に悪いことではありませんが。)

MSFTは日本法人の社名を「日本マイクロソフト」にしているだけあってか、いろいろと柔軟に旧来型の日本企業へも導入が進んでいるようです。このあたりの対応も日本でAzureの存在感が増しているところにつながっていると考えます。日本以外の地域は正直わかりませんが、営業力という意味では昔からすごい企業だと思います。そこが技術者には嫌われる所以ですがw

とはいえここ最近ではGithubの買収とプライベートリポジトリの無料解放、プログラミングエディタVSCodeの高い評判など、開発者目線での投資も目立つことから、もう一段の成長も期待できますね。

残りの銘柄MOとPMはタバコメーカーです、そうです、配当狙いです (^^;)

私自身はずいぶん前にタバコをやめてから、エレベータ内のタバコの残り臭だけでも「オエー」となってしまう超嫌煙家です(^^;)。タバコ株を買うまではいつも「JTなんて早く潰れろよ..」と呪いをかけていた人間なのですが、ホルダーになってからは明らかに意識が変わりました。

タバコメーカーが仮に潰れたとしても、あの強烈な依存性を知る身としては、地球上からタバコがなくなることは無いと断言できます。

禁酒法時代と同じく闇タバコは生き残り、今より悪い方向に進んでしまうでしょう。そうならないためにも、株式を通じてタバコ会社に資本参加し、株主として、経営監視や分煙政策の推進などを求めつつ、日頃被っている多少の迷惑料として末長く配当を得る、という大人の考えに至ったのでありました。

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